社会人の大半の方々が、私と同じく会社員(組織の中での従業員)であり、新入社員からスタートした後、中堅、管理職へと移行しますが、それぞれの場面で様々な悩みを抱えることが多くあります。
仮に大学卒業後の22歳から定年の65歳まで働くとした場合、人生の約半分が労働期間であり、1日で見ると約3分の1から2分の1の時間を労働時間に費やすことになります。定年まで会社員として働く場合、人生の多くを占める会社人生、時間を上手にやりくりしながら、極力ストレスをかかえることなく、楽しく働き、しっかり成果を出したいものです。
そこで、多くの方々が直面する会社での「仕事関係」の疑問や悩みを解消し、ご自身の業務遂行能力を向上させることを支援することにより、1人でも多くの方々が充実した人生を送ることができることを目的に、情報発信させていただきます。
マルチスキル化のすすめ
コロナ禍等により業績が悪化した企業が行う経費削減の1つとして、人件費の削減(リストラ)があります。逆に、順調な企業でも、少子高齢化により人材を確保したくても確保できない時代となりました。
今後の日本の企業にとって、少人数でこれまでの業務を回すことが必須であり、マルチスキルプロポーザーである私は、会社員の多能工化及び希少人材化を提唱しています。このご時世、求められる人材は、1つに特化したスキルを持っている人ではなく、何でもこなせる(どんなジャンルにおいても一定水準以上の成果を出せる)人だと考えます。
マルチスキルを身に着けることにより、会社にとっては必要不可欠な人材になり、会社内における自身の価値の向上につながるのみならず、転職や副業に向けた行動に移すことも可能です。
会社員として仕事をしながら、マルチスキルを身に着ける方法などについて、紹介します。
コミュニケーション能力向上のすすめ
会社員として仕事をするにあたり、取引先などの社外の人々とのコミュケーションは会社の業績にも直結するため、非常に重要です。また、社外との接点がない会社員においても、直属の上司や部下、社内の他部署の社員に仕事を依頼したり依頼されたりと、何らかの形でコミュニケーションは必要です。
コミュニケーションのとり方を1つ誤ると、相手の不信感を募らせ、結果的に業務に支障をきたすばかりか、双方にとってストレスを抱え込んでしまいます。最悪、メンタル等による体調不良にもなりかねません。
コミュニケーションにはコツがあり、上手な取り方をすることで、相手に気持ちよく仕事をしてもらったり、自身の状況を相手に正確に伝えることもできて、結果的に精神的に安定した状態で、業務時間中も良い気分でいられるようになります。
もともとコミュニケーションが得意ではなかった私でも、今では快適に業務時間中を過ごすことができていますので、会社人生を経て身に着けたコツを紹介します。
オンリーワンのすすめ
会社の中では様々な業務があり、転勤等により部署が異動となった際、一番辛いのが業務経験のない部署に配属になることや、いい加減な前任者のしりぬぐいに忙殺されることです。
私が勤めている会社でも2~3年に1回、転勤があり、特に私の場合、自身で「様々な業務経験を積み、将来は会社全体を俯瞰して経営判断を行う仕事をしたい」と希望を出しているせいか、周囲の同じ立場の社員と比べて、バラエティーに富んだ部署を歩んできました。
転勤の都度、上述のような目に遭い、辛い思いもしてきましたが、今では糧になりつつあります。辛いときにも自分に自信が持てる方法として、周囲から「この仕事はあいつしかできない」と思われるスキルを1つでも持つことをおすすめします。
私の場合、若手社員時代に身に着けたスキルは「Excel VBA」のプログラミングです。プログラミングは、一見難しいように思えますが、慣れれば簡単であり、会社でExcelを用いた作業における業務効率化に大きく寄与します。
ナンバーワンでなくてもオンリーワンを目指すことで、会社の中での自身の価値を向上させ、自分にも自信が持てます。Excel VBAを紹介しつつ、オンリーワン人材となるコツを紹介します。
その他(番外編)
番外編として、今の会社に残る(しがみつく)方法から、はたまた出世を目指す方法について、人事部門の業務に携わったことがある私の経験を交えて、処世術や仕事術等を紹介します。
さらに、今の会社を辞めて転職をする場合や、会社員を続けながら副業をする場合について、私も取組中ではありますが、私見を紹介します。
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